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速水健朗さんの6年ぶりの単著『1973年に生まれて: 団塊ジュニア世代の半世紀』が楽しみだ

以前から情報が出るのを待ち構えていたのだが、速水健朗さんの『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』(asin:4022931167)以来、実に6年ぶりになる単著『1973年に生まれて: 団塊ジュニア世代の半世紀』が来月刊行されるのを知る。

ワタシが本書を楽しみにしていたのは、速水健朗さんの新刊というのはもちろんだが、1973年生まれを強調する書名ゆえである。

10年以上前に「1973年組の10人」という文章を書き、その中に速水さんを当然含めているが、彼もワタシも1973年生まれなんですね。

そう、今年、我々は50歳を迎える。まさに半世紀や!

《この世代の世代論は、ノスタルジーか残酷物語のどちらかである。そうではない本を書くことが本書の目的だが、そうなっただろうか。》――速水健朗(本書「あとがき」より)

ロスジェネ、超氷河期、お荷物と言われ続けた団塊ジュニア世代のど真ん中ゾーンも、ついに天命を知る50代に突入。
そんな世代が生きてきた1970年代から2020年代にわたる、日本社会、メディア、生活の変遷を、あるいはこの時代に何が生まれ、何が失われたのか――を、73年生まれの著者が、圧巻の構想力と詳細なディテールで描くノンフィクション年代記
既存の世代観を上書きする、反「ロスジェネ」史観の誕生!

ワタシも自分に関して世代論を書くなら、ロスジェネや就職氷河期といった言葉を使ってしまうと思うのだが、この本は「反「ロスジェネ」史観の誕生」を謳っており、このあたりがポイントなのだろうし、速水健朗さんの意気を感じる。

今から読むのが楽しみである。

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