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ジョン・ケイル、ルー・リード、パティ・スミス、デヴィッド・バーンが1976年に共演したライブ音源を聴く

きっかけは Facebook で、ジョン・ケイルルー・リードパティ・スミスデヴィッド・バーンの4人がステージで演奏する写真を見たことだった。

キャプションに1976年とある。パティ・スミスがデビュー作の傑作『Horses』(プロデュースはジョン・ケイル)を発表した翌年であり、デヴィッド・バーン率いるトーキング・ヘッズがデビュー作『Talking Heads: 77』を出す前年である。

そもそもこの4人が同じステージに立つ機会があったなんて知らなかった。その時の音源が残ってたら最高なんだけどないんだろうな、といったん諦めたのだが、後になって気になって調べたら、LIVE AT THE OCEAN CLUB IN NEW YORK, JULY 21, 1976 というタイトルで限定リリースされていた!

ジョン・ケイルが盟友ルー・リードをはじめパティ・スミスデヴィッド・バーン、ミック・ロンソン、クリス・スペディング、アラン・レイニア(ブルー・オ イスター・カルト)と行ったライヴ音源が500枚限定でクリア・ヴィニール・リリース! ジョン・ケイルの"GUTS"、"BUFFALO BALLET"、"I KEEP A CLOSE WATCH"やヴェルヴェッツの"僕は待ち人"、ケイルがプロデュースしたモダン・ラヴァーズの"PABLO PICASO"などをプレイ。なんとこの音源、アンディ・ウォーホルが録音していたものとのこと!

LIVE AT THE OCEAN CLUB IN NEW YORK, JULY 21, 1976/JOHN CALE & FRIENDS (LOU REED, PATTI SMITH, DAVID BYRNE, ALLEN LANIER, MICK RONSON, AND CHRIS SPEDDING)|OLD ROCK|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.net

マジかよ! この4人が揃うだけでもすごいのに、ミック・ロンソンやクリス・スペディングも参加していたなんて最高じゃん。

一縷の望みをかけて Amazon を検索したが、ヒットしなかった。念のため YouTube を検索したら……多分これだ!

ルー・リードヴェルヴェット・アンダーグラウンドからジョン・ケイルを放逐した後、そのおよそ20年後の『Songs for Drella』まで没交渉だったということはなく、実は共演する機会があった話は知っていたが、こんな音源が残っていたとはな。

基本的にジョン・ケイルのライブなようで、彼は70年代中盤優れたアルバムを連発しており、演奏されるのもそこからの曲が多い。

ニューヨーク・パンクの証言集であるレッグス・マクニール&ジリアン・マッケイン『プリーズ・キル・ミー』にこのライブについての話はなかったと思うが、正直自信はない。

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