Amazon のアンディ・ジャシー CEO の以下の投稿が話題になっている。
One of the most tedious (but critical tasks) for software development teams is updating foundational software. It’s not new feature work, and it doesn’t feel like you’re moving the experience forward. As a result, this work is either dreaded or put off for more exciting work—or… pic.twitter.com/MJvsqNxgiT
— Andy Jassy (@ajassy) August 22, 2024
ソフトウェア開発チームにとってもっとも退屈な、でも重要な仕事のひとつが、基盤ソフトウェアのアップデートだ。新しい機能ではないし、エクスペリエンスを前進させる実感もないんで、この仕事は嫌われるし、もっとエキサイティングの仕事にために後回しにされがちである。
我々の生成 AI アシスタント Amazon Q はこれに光をもたらそうとしています、というのがアンディ・ジャシーの売り口上で、これを社内システムに統合して Java のアップグレードに適用したところ、以下のことが分かったという。
- アプリケーションの Java 17 対応にかかる時間を開発者50人日からたった数時間に削減。開発者4500人年の工数を節約
- 半年足らずで本番 Java システムの過半数を、通常の何分の一かの時間と労力でアップグレード
- アップグレードによりセキュリティが強化され、インフラコストが削減されたため、推定年間2億6000万ドルの効率向上が実現
マジかよ! と言いたくなる話だが、詳しくは元投稿を読んでくださいな。
一つ前のエントリとは違った生成 AI アシスタントの威力を見せつけているが、この投稿とほぼ同じくして AWS のマット・ガーマン CEO が、いずれ AI が仕事を引き継ぐので、ほとんどの開発者はコーディングを止めるだろうという予測を社内で語った音声がリークされて話題となったが、アンディ・ジャシー CEO の投稿もそのあたりを踏まえたものなんだろうな。
ネタ元は Slashdot。