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Amazonは生成AIアシスタントで開発者4500人年の工数を節約し、年間2億6000万ドルもの効率向上を実現したって?

Amazon のアンディ・ジャシー CEO の以下の投稿が話題になっている。

ソフトウェア開発チームにとってもっとも退屈な、でも重要な仕事のひとつが、基盤ソフトウェアのアップデートだ。新しい機能ではないし、エクスペリエンスを前進させる実感もないんで、この仕事は嫌われるし、もっとエキサイティングの仕事にために後回しにされがちである。

我々の生成 AI アシスタント Amazon Q はこれに光をもたらそうとしています、というのがアンディ・ジャシーの売り口上で、これを社内システムに統合して Java のアップグレードに適用したところ、以下のことが分かったという。

  • アプリケーションの Java 17 対応にかかる時間を開発者50人日からたった数時間に削減。開発者4500人年の工数を節約
  • 半年足らずで本番 Java システムの過半数を、通常の何分の一かの時間と労力でアップグレード
  • アップグレードによりセキュリティが強化され、インフラコストが削減されたため、推定年間2億6000万ドルの効率向上が実現

マジかよ! と言いたくなる話だが、詳しくは元投稿を読んでくださいな。

一つ前のエントリとは違った生成 AI アシスタントの威力を見せつけているが、この投稿とほぼ同じくして AWS のマット・ガーマン CEO が、いずれ AI が仕事を引き継ぐので、ほとんどの開発者はコーディングを止めるだろうという予測を社内で語った音声がリークされて話題となったが、アンディ・ジャシー CEO の投稿もそのあたりを踏まえたものなんだろうな。

ネタ元は Slashdot

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