ChatGPT に人工知能に関する最高の本を5冊選ばせてみたという Five Books のネタ、2年前にも取り上げているのだが、今回はどういう本が挙げられているだろうか。
ピーター・ノーヴィグとスチュワート・ラッセルの教科書本のみが前回同様トップに挙げられており、あとレイ・カーツワイル『シンギュラリティはより近く』やユヴァル・ノア・ハラリ『NEXUS 情報の人類史』といったここでも邦訳を紹介した本も早速入っている。
そういえば、カーツワイルの本については、池田純一氏の書評が面白かったな。
で、残り2冊はいずれもまだ邦訳が出ていない。
まず、『機械より人間らしくなれるか?』(asin:4794220804)や『アルゴリズム思考術』(asin:4150505381)の邦訳があるブライアン・クリスチャンの The Alignment Problem だが、そのように実績のある著者による2020年の本の邦訳がまだ出ていないのは意外である。
本の内容については、カタパルトスープレックスでの書評を参照ください。
残り一冊は、『我々はアノニマス』(asin:4864711577)の邦訳があるパーミー・オルソンの Supremacy だが、この本は Financial Times による2024年の Business Book of the Year に選ばれている。
日本語メディアでこの本について取材しているのは、ニューズウィーク日本版くらいじゃないかな。これは今年中に邦訳が出るでしょうか。