ARTIFACTの「「萌え」が日本を変える」で紹介されている森永卓郎や森川嘉一郎の意見表明にいくつか反応が出ているが、後者については影のキーパーソンがいる(おおげさ)。それは岡田斗司夫である。
モノ・マガジンNo.494における岡田斗司夫の「新オタク日記」3月23日分より引用。
この会見で私が感動したのが、コミッショナー森川氏の企画説明で述べられた「侘び・寂び」と「萌え」の類似点だ。あとで森川氏に聞いたら、「いや、単にゴロがいいから並べただけ」と言っていたが、とんでもない。「ワビ・サビ・モエ」は絶対に国際的な流行語にできる。「侘び・寂び」というのが、エスタブリッシュメントたちの「ダメへの憧れ」だと定義できるなら、「萌え」こそその直系の子孫たり得る概念ではないか。
同じく「新オタク日記」3月31日分より引用。
ここでも私は村上氏(引用者注:村上隆のこと)に「森川君、こないだの記者会見で『侘び寂び萌え』というものすごいコンセプトを発表しながら、全然気がついてないんだよ〜」と話すと、「森川さん、あなたそれで一生食っていけますよ」とこの現代アーティストも興奮した。
その後、「なんで村上隆はオタクに嫌われるのか」など話す。
とここまで引っ張っておいてなんだが、ワタシ自身は以前にも同じく岡田斗司夫による萌えについての発言を紹介したときにも書いたように、萌えという言葉自体ほぼ使わないし、それが日本を変えるかどうかなんてどうでもよかったりする。たぶん岡田斗司夫も同様だろう。
あと村上隆にも特に興味ないです。