Technical Knockoutに無線パスポートというダメなアイデアを追加。Edward W. Felten の文章の日本語訳です。
少し前の文章だし、それに内容的にはリンクされている WIRED の記事とほとんど変わらないのだが、どうして訳したのかというと、一つには Ed Felten 教授、並びにブログ Freedom to Tinker に興味があり、以前から何か訳してみようと思っていたこと。気軽にそれができるのは、このブログがクリエイティブ・コモンズ(の帰属・非営利)ライセンス指定だったから……といつもの展開です。
しかし、それ以上に大きかったのは、パスポートに RFID チップが付くという話が全然話題にならなかったという印象があり、もう少し知られてもよいかなと思ったというのがある。
アメリカの現在の動きは、Lessig Blog でゲストブログ(けっ、気取った言葉だぜ。代打日記と言いなさい)を務めた Geoffrey Stone 教授が「ようこそ危難の時代へ」で書いた、
アメリカ合衆国は、戦時に市民的自由を不当に制限するという長く一貫した傾向を持っている。
を反映したものだろう。最近の話では、「米政府、「国家的危機」時にGPSを遮断する計画を検討」なんかもそんな感じですな。
そしてその流れは、アメリカだけのものとは言えないと思うのである。