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ブラッド・ピットへの身の程知らずのアドバイス:君、もっとヘタレ役をやりなさい

ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会の「ブラッド・ピット「俺はアカデミー賞を獲れない」宣言」を見て、以前から思っていたワタシの勝手な自説への確信を深めた。それはブラピはヘタレな役のほうがあっているというものだ。

ハリウッドきってのセクシー俳優なので自ずと周りも本人もヒーロー役を望むというのも分からないでもないが、そうした役が彼に合っているとはとても思えないのである。

これは彼の役者としての器が小さいと言いたいわけではなく向き不向きの問題だ(いや、結局は同じことか?)。例えば『ファイトクラブ』、これを激賞する人は多く、またワタシも良い映画だとは思うもののいまいち乗り切れない理由は、あの映画のブラッド・ピットに煮え切らなさを感じるからだ。本来ならひたすらカッコいい役のはずなのに、共演がエドワード・ノートンだと役者として差がありすぎて、ノートンの達者さばかりが目立っちゃう。ありゃダメだろう。

同じデビッド・フィンチャーの映画なら、ワタシは『セブン』のほうがずっと好き。あの映画でのブラッド・ピットは結局のところ犯人に命拾いさせてもらった上に最後には見事に犯人の(万が一、まだ観てない人がいたらいけないので略)という救いがたくヘタレなデクノボウぶりが実に良かった。

実際、アカデミーの人の目も節穴じゃない。『12モンキーズ』でのキレたヘタレ演技は見事なもので、そうした作品ではちゃんと助演男優賞にノミネートされている。もっともあの映画の役柄はヘタレという以上にキチガイだったわけだが、ズボンを下ろしてケツ見せるシーンなんて最高だったじゃない。

もっとも『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のように、紛れもなく人間的にヘタレな役をやりながら特にどうということもない映画もあったりするので、ワタシの説もその程度でしかないのだが。

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