竹内靖朗さんのツイートで知ったが、グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ本の邦訳が9月に出る。
- 作者: デイヴィッド・ミーアマン・スコット,ブライアン・ハリガン,糸井重里,渡辺由佳里
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/12/08
- メディア: 単行本
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この本については一年前の原書刊行時に取り上げているが、グレイトフル・デッドの人気が高くない(結局来日公演も実現しなかったし)日本では難しいだろうと思っていた。やはり邦訳刊行を後押ししたのは糸井重里のレコメンドだったのだろうか。かくして邦訳の刊行が期待される洋書30冊で紹介した本がまた一冊翻訳されたことになる。
グレイトフル・デッドというと、本書の著者の二人のような熱狂的なファンを多数生み出す一方で、山下達郎のように一番嫌いなバンドと名指しで悪罵する人もいるが、彼らの場合ライブのインプロビゼーションを楽しめるかで好き嫌いが分かれるんだろうね。しかし、デッドのファンコミュニティの形成がマーケティングに活かせるという話はこじつけでも何でもないのは間違いないし、ロック好きな人なら特に楽しめると思う。