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山形浩生訳共産主義三部作(?)のトリを飾る大著『トロツキー』が3月刊行

山形浩生は2008年に『ポル・ポト―ある悪夢の歴史』(asin:4560026270)、2010年に『毛沢東 ある人生』(asin:456008081Xasin:4560080828)を訳しているが、その三部作(?)の最後を飾る『トロツキー』が3月刊行される。

トロツキー(上)

トロツキー(上)

トロツキー(下)

トロツキー(下)

何より驚かされるのは値段で、上下巻あわせると8400円! すげーっ。

そんな何万部も売れる本ではないだろうから仕方ないことなのだろう。トロツキーという人はスターリンとの対比で、共産主義者にしては「善玉」視されることが多いが、そういうのもとっくに一段落してるだろうし(チェ・ゲバラのような英雄視まではいかないし)、虐殺度(なんて指標はないが)はポル・ポト毛沢東に比べるべくもない。

この21世紀にトロツキーの人生を辿る意味はあるのか。著者はレーニンスターリンの伝記で高名な人だし、この分量なのだから相当の力作には違いないだろうが。

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