エドワード・スノーデンが初の回顧録を出すとのこと。日本では、彼が著者に名前を連ねる本として、『スノーデン 日本への警告』(asin:4087208761)と『スノーデン 監視大国 日本を語る』(asin:4087210456)があるが、共著の一人であったり、語り下ろしであったりで、ちゃんとした回顧録となるともちろん初めてになる。
エドワード・スノーデンに関する本というと、グレン・グリーンウォルド『暴露――スノーデンが私に託したファイル』、映画では『シチズンフォー スノーデンの暴露』がもっともよく知られている。
『暴露』は日米同時刊行で驚かされたが、あれから時間も経っており、今回はそういうことはなかろうが、邦訳はどこかが出してくれるに違いない。
スノーデンは、ウィキリークス(ジュリアン・アサンジ)のように自らの評判を貶めるようなことをこれまでしてないのは偉いと思うのだが、ロシアでの幽閉生活がどうなのかという疑問はあるわけで、そのあたりについてどのように書いているのか気になるところではある。
ネタ元は Slashdot。
[2019年8月7日追記]:山形浩生訳で11月に刊行されるとのこと。
と言うわけで、スノーデン自伝。翻訳は二週間前に終わってます。中身は、ラップトップのウェブカメラにテープを貼りたくなります。あと、オリバー・ストーンの映画『スノーデン』が、いかにきちんと取材した映画で、ゴードン=レヴィットもかすかな南部訛りとか、凝った役作りしてたのがよくわかる。 https://t.co/atm9w48ByA
— Hiroo Yamagata (@hiyori13) August 7, 2019



![シチズンフォー スノーデンの暴露 [DVD] シチズンフォー スノーデンの暴露 [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/51e+Z-m+s6L._SL500_.jpg)

