というわけで NME Japan がスタートしている。
ワタシのような洋楽リスナーからすると、参照することが多い NME のニュースを日本語で読めるのはありがたい限りなのだが、正直、「大丈夫?」と思うところもある。
というのも、その数日前に NME が9月からフリーマガジンになるという話を読んでいたため。
1952創刊のNMEはピーク時の70年代後半には30万部の売上を上げていたが、近年はデジタルメディアに対抗ができず1万5000部まで落ちて低迷が続いていました。
音楽雑誌「NME」、9月からフリーマガジンに。最近、音楽雑誌の廃刊が止まらない | All Digital Music
そんなことになってるとは知らなかった。なんかこのニュースは、以前「キンドルを伏せて、街へ出よう」でも取り上げた、青山ブックセンターの運営会社が民事再生の申し立てをした翌年に福岡店オープンのニュースを聞いたときに感じた、「それはありがたいけど……そもそもお前らそんなことして大丈夫?」に近いものがある(たとえが分かりにくいか)。
一つ気になるのは、NME のニュース記事はこれまで RO69 が翻訳掲載していた兼ね合いで、ロキノンと条件が合わずに自ら日本語版を手がけることになったのか、実は NME Japan の運営にもロキノンが噛んでいるのか。
とにかく、やはり NME は UK ロックシーンの情報源としてなんだかんだ言ってずっと頼りにしてきたとこなので、ぶち折れずに続いてほしい気持ちはある。