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Community Driveの高橋征義さんの回が文字起こしされている

技術系コミュニティ運営に関わる人々にコミュニティ運営論を聞くポッドキャスト Community Drive の記念すべき第1回である高橋征義さんの回が文字起こしされている。

各回100円の値段設定がなされているが、全文無料で読める。文字起こしは大変だが、情報の検索性の上で有用なので、とてもありがたい試みである。

現在のワタシにとって、高橋征義さんはなにより達人出版会の人ということになるが、このポッドキャストでは日本Rubyの会代表理事として Ruby コミュニティ、そしてIT技術書の即売会である技術書典の運営について語っている。

高橋さんの穏やかで飄々とした語りが安心して読める内容だが、以下のあたりが特に面白かった。

高橋:他にもお金の話でいうと、RubyKaigiが大きくなると予算もすごい膨れ上がるんですよ。そのうち予算が私の年収を超えてしまうようになって。さすがにこれはいろいろヤバイのでは?という感じになってきました。たとえば開催がコケたらそのお金はどうするの?というような感じになってくるわけじゃないですか。

「コミュニティイベントの予算が個人の年収を越えた」Community Drive 第1回再録 高橋征義さん③|Community Drive|note

高橋:技術書典はどちらかというと技術を広めたいとか、技術を広く知りたいという声に応えましょうというイベントの主旨なので、本を出版したいという気持ちもあるのだけれど、それとは別に、それ以前に、それ以上に、情報を発信したい、もっと広めたい、みんなで使いたいという気持ちがすごく強い。

「商業出版に見合わないくらい先端の技術が集まる技術書典」Community Drive 第1回再録 高橋征義さん⑤|Community Drive|note

高橋:最近はあまりROMらないで、いきなりやってみて失敗したり成功したりみたいな感じで。情報はたくさんあるから、普通に情報収集はみんなしているのだけれども、みんな失敗している。こうすれば失敗するよというような情報を、あらかじめ伝えておけばいいと思っていたのですが、やっぱりそれはできなくて。自分で経験しないとダメなのかしらと。
コミュニティにも、コミュニティの成長というか進化みたいなものがあって、それは最初のよくわからないところからはじまって、段々成長していくということをコミュニティ自体が繰り返さないとダメかしら、と。

「車輪はどんどん再発明されるべき」Community Drive 第1回再録 高橋征義さん⑥|Community Drive|note

運営者としてだけでなく、高橋さんが新参者と語る青空文庫の長期的な話も興味深い。

たのしいRuby 第5版

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