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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

『GODZILLA ゴジラ』は5年前になるのか。この前作が良かったので、本作もはじめから観に行くつもりだったが、よかったですねー。以下、映画の内容に触れるので、ネタバレが気になる人はご注意ください。

正直登場人物たちの行動は、お前なんでそんな無防備に怪獣に対峙できるんだと呆れるレベルに始まり、ワタシが好きな役者が何やってんだよお前はと言いたくなる行動をとったりして、ガバガバとしか言いようがない……けど、この映画にそれを言っても仕方ないか。マイケル・ドハティという明らかに波長がおかしい、しかし、ゴジラがなんたるか分かったオタクが監督してくれてよかった。

本作では、ゴジラ古代文明の関わりというか、巨神としてのゴジラなど怪獣たちが描かれ、こういう方向性からきたかと思った。ゴジラキングギドラが暴れる怪獣祭りであり(ラドンモスラはさほどでも……)、戦闘は夜や風雨の暗い場面が多いという『パシフィック・リム』のパターンだが、本作の場合ストーリーとして違和感はあまりなかったのでよしとする。

前作に続き、渡辺謙演じる芹沢猪四郎博士が登場し、まさかの男泣きな展開を迎える。オリジナルの『ゴジラ』で芹沢博士がオキシジェン・デストロイヤーでゴジラを殺すために自らを犠牲にしたのに対し、本作の芹沢博士は初めて人間がゴジラに「触れ」、オキシジェン・デストロイヤーで一度死んだゴジラを生き返らせるために核兵器を使い自らが犠牲になる。これは、広島の原爆で父親を亡くし、その形見である8時15分で止まった時計を持ち続ける芹沢博士の一種の献身と赦しの物語である。

その上で、人間と怪獣たちの共存、共生がそんな人間に都合のよいものでないこともちゃんと描いている。ワタシは『 キングコング: 髑髏島の巨神』は観てないし、モンスターバースシリーズとしての今後はどうなるかは知らないが、本作が芹沢博士をその一種の狂信性を含めしっかり描いてくれたことに感謝したい気持ちになる。

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