先週、cakes のサービス終了のニュースが、同日に発表された SlowNews のサービス停止とあわせてネットユーザの波紋を呼んだ。
たとえば、今回のサービス終了に関しても、書き手が真っ先に思うのは「自分の原稿はどうなるの?」っていうことで。そこへのアナウンスが「追記」としてなされている(たぶん問い合わせが沢山舞い込んで慌てて対応したんだと思う)ということにも、「えー?」と思ってしまう。普通に考えたら、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」ことをミッションに掲げ「クリエイター支援」を標榜する会社が、まず大事にすべきは書き手が安心して参加することのできるブランディングであると思うのだけれど。それを毀損してしまってない?とも思ったり。
cakesサービス終了と、この先の不安 - 日々の音色とことば
やはり、閉鎖後に記事はどうなる? というのは真っ先に出る疑問である。西田宗千佳さんの「「Web上に記事が残らない」ことは何が問題なのか」も改めて参考になる。
そしてクローズアップされるのは、クリエイターが作品を守るために必須の機能としてのエクスポートだが、これに関して note は意図的に目を背けていると言われても仕方ないと思っており、特に期待はしていない。
心底どうでもいい自慢していい? cakesに寄稿したワタシの記事のURLhttps://t.co/EcSqXVB3Bq
— yomoyomo (@yomoyomo) May 25, 2022
末尾がただの4なんだよ! この数字を3、2、1、0でアクセスしてもトップにリダイレクトされる。5でようやく仲田晃司氏の連載初回が出てくる。つまりワタシの記事こそ最も若い番号で、つまりはcakesはワシが作
cakes にはワタシも「ネット×ジャーナリズムの歴史とその最新潮流としてのデータジャーナリズム」を寄稿している。これ一本だけだし、手元にテキストデータは残っているので、自分のサイトに原稿を復元するのは全然難しいことではない。(10年前の文章で、今更読む価値がある文章かは考えないことにして)いずれやります。
これを書いてから10年になるんだね。ワタシ自身は加藤貞顕さんが好きだし、経営者として尊敬もしている。cakes にも面白い文章をいくつも読ませてもらったという感謝の気持ちがあるので、上にいろいろ書いたが、今は良い思い出だけ考えることにしたい気持ちがある。