今日2023年7月7日で、はてなダイアリーを使い始めてちょうど20年になる。
といっても特に何の感慨もない。
……あれ? 10年前にもそういうこと書いてなかったか?
もう今では「はてなダイアリー」と言っても通じないのかもしれない。2019年にはてなブログに移行した後も、結局、現在まで続いている形である。
飽きもせず、よく続けられたものである。上記の通り、それ自体には特に何の感慨もないが、Twitter の迷走からのいよいよの瓦解に立ち会うことになり、ブログの意味合いについて少し考えるところがある。
思えば、ワタシにとってTwitterはおよそ15年SNSの主戦場だったわけで、そう簡単に他に移行できる気がしないのも確かです。2017年にMastodonのアカウントを作っていますが、これがTwitterにとって代わるとは今なお思えなかったりします。
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その後、Bluesky もアカウント(@yomoyomo.bsky.social)をとり、比較的楽しく使っているが、ご存じの通り、昨日 Meta がローンチした Threads が一気に覇権を得てしまうかもしれず、状況は予断を許さない。
そのように SNS の主戦場が変わるかもしれない局面になって再認識するのは、ワタシにとって開かれたウェブ全体での主戦場はこのブログであり、それは変わらないということ。
突き詰めれば、このブログ、そして WirelessWire News 連載をテンションを落とさず書き続けること、ワタシにとってそれがもっとも重要なのである。
そういえばデイヴ・ワイナーは、皆がブログと RSS に回帰するネット版「大地へ帰れ運動」に期待していた節があるが、ITmedia の「Twitter閲覧制限でRSSが復権? ところでRSSって何ですか 今更使ってみた」といった記事で、「ロストテクノロジーとしての RSS」ぶりを意識させられると、未だにブログを第一に考える人間など絶滅危惧種だと、その時代錯誤ぶりを再確認もしてしまうわけだが。
さて、はてなブログ的には「記事の有料販売」の新機能が最近の大きなニュースだが、ワタシには開かれたウェブで誰もが自由にアクセスできる文章を公開することが重要なので、このブログでの記事の有料販売は、今のところ考えていない。
まぁ、「絶対やらない!」とか大見得切って、あとで撤回するのはちょっと恥ずかしいので、可能性自体は排除しないけどね。