どういう流れで知ったか忘れたが、デジタル政策フォーラムのサイトで、識者が推す文献を集めた「デジタル政策の教科書」リストが公開されている。生貝直人さんや庄司昌彦さんらが選んでるね。
当然ながら、ワタシが選んでも推すであろう本、存在も知らなかった本、いずれもあるわけだが、このリストにサフィヤ・U・ノーブル『抑圧のアルゴリズム』が入っているのに気づく。今年刊行されていたのか。
ワタシがこれの原書を取り上げたのは4年以上前になるが、その時点で原書が出て2年以上経っていた。それでも邦訳が出たのはよいことである。
『抑圧のアルゴリズム』と近い問題意識を扱っているメレディス・ブルサード『More than a Glitch』やジョイ・ブオラムウィーニ『Unmasking AI』の邦訳も期待したくなるが、難しいですかねぇ。