2年近く前に紹介したカレン・バッカー『The Sounds of Life』の邦訳『饒舌な動植物たち』が12月に出るのを知る。
邦題だけだと分かりにくいと思ったか、「ヒトの聴覚を超えて交わされる、クジラの恋の歌、ミツバチのダンス、魚を誘うサンゴ」という副題こそが「饒舌」だったりする(笑)。
ヒトには聴こえない音を聴き取り、意味を解析する研究が進んでいる。
饒舌な動植物たち
その結果、動物の交流における音声の役割に加え、
聴覚器官を持たない植物やサンゴまでもが音を頼りに活動していることがわかってきた。
最新のデジタル音響技術で動植物のコミュニケーションを研究することで、人間は自然界とつながりを取り戻せるかもしれないという話はとても刺激的なので、邦訳が出てよかったと思う。