「研究者たちはドローン、AI、デジタルレコーダーを駆使して Google 翻訳の動物版を作ろうとしている」というサブタイトルが目を惹くが、要は AI やらの最新テクノロジーを活用して、人間が動物を言語的な意思疎通を行う研究が進んでいるということですね。
カレン・ベイカー(バッカーが正しい?)ブリティッシュコロンビア大学教授が The Sounds of Life でその最先端の試みを本にまとめている。デジタルテクノロジーというと、人間の自然からの疎外というイメージで語られがちだが、自然界とのつながりを取り戻すかもしれないというわけ。
動物が独自の「言語」を持っているというコンセプトについては科学界からの反発も大きかったそうだが、著者は人間が動物と話せるところまでいけると思っているようだ。
この記事における著者インタビューでは、ミツバチ、象、コウモリ、サンゴ(!)の事例が触れられているが、かつての人間中心のアプローチから離れた研究が行われているようで、これは面白そうだ。
関係ないが、今から20年前にイグノーベル賞平和賞を受賞した「バウリンガル」は先駆的だったんだねぇ。
ネタ元は Slashdot。