これは定期的に話題になる話で、ワタシも以前にどこかで読んでいた覚えがある(が、年寄りなのでいつの間にかすっかり忘れてしまっている)。何かというと、ワタシもこよなく愛するレイモンド・チャンドラーが「Google」という単語を発明したという話である。
チャンドラーといえば、フィリップ・マーロウが主人公のハードボイルド探偵小説で知られるが、その彼が1953年に友達に送った手紙の中で、ジャーゴンまみれの SF 小説のパロディを書いており、そこで確かに Google という単語を使用している。
“The sudden brightness swung me around and the Fourth Moon had already risen. I had exactly four seconds to hot up the disintegrator and Google had told me it wasn’t enough. He was right.”
「突然の明るさに振り向くと、第四の月が既に上っていた。粉砕機を暖めるのに4秒しかなかったが、Google はそれでは十分でないと私に言った。彼は正しかった」
チャンドラーは「Google」の代名詞に「彼」をあてているが、ここでの「Google」は男性の人間か、エイリアンか、あるいは擬人化されたコンピュータ装置か。
検索エンジンの Google は、10の100乗を指す「googol」の綴り間違いに由来しており、チャンドラーも同じく「googol」から連想したのかもしれないが、ともかく検索エンジンの Google がサービスを開始する40年以上前に「Google」という単語を使用したのは確かである。
ネタ元は Hacker News。
そうそう、レイモンド・チャンドラーといえば、今や『The Long Good-bye』に続き、今年になって『Playback』も4種類の翻訳が流通していることになる。すごいよね。
思えば、ワタシは『プレイバック』はまだ読んでないんだよな。4つの訳のどれを読んだものかな。




