当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

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Music

デヴィッド・バーンが14年ぶりのソロ作発表とともに意欲的なツアーを開始する

デヴィッド・バーンが新譜を出すのだが、前作はセイント・ヴィンセントとの共作、その前はノーマン・クックとの共作、そしてその前はブライアン・イーノとの共作で、ソロ作としては、実に14年ぶりなのか!AMERICAN UTOPIAアーティスト: DAVID BYRNE出版社/メ…

CC理事だったジェームズ・ボイルがグラフィックノベルで解き明かす音楽の2000年の歴史

The staff of music is long, but it bends towards harmony: An interview with the authors of Theft! A History of Music - Creative Commons デューク大学法学校の教授であるジェームズ・ボイルのことは、山形浩生の査読評価書で知り、その後シェイクス…

2017年もルー・リードの本が二冊出ていた

Lou Reed: Two New Books Due This Fall | Best Classic Bands 2015年には暴露本的伝記、2016年には最初の奥さんの回顧録が出て、さすがにこれに続く本はなかろうと思っていたが、2017年もルー・リードの本が2冊出ていた。まずは有名なフォトグラファーにし…

ロビー・ロバートソンがザ・バンドの『ラスト・ワルツ』40周年にあわせて自伝(と新譜)を発表

ここでも何度も紹介しているニューヨーク公共図書館の YouTube チャンネルに、ロビー・ロバートソンとスティーヴ・ヴァン・ザントという珍しい組み合わせの講演映像が公開されている。 Robbie Robertson & Stevie Van Zandt, "Making something timeless" | …

スティーヴン・ジョンソンのTED講演「音楽がもたらしたコンピューターの発明」が面白い

スティーヴン・ジョンソンの TED 講演「音楽がもたらしたコンピューターの発明」が面白い。必要は発明の母って言われるけど、必ずしもそうじゃないんだぜ。プログラム可能な機械であるコンピュータの起源となると、大抵軍事目的だったことが言われるが、実は…

デヴィッド・ボウイがジョン・レノンと会った最後の夜

それはあの悲劇が起きる3年前の出来事だった〜ジョン・レノンとデビッド・ボウイと過ごした“香港での想い出”を語るイギー・ポップ〜|TAP the DAY|TAP the POP この記事を読んだとき、なんでこの話を書かない! と思ったことがある。確かにジョン・レノンが…

いまさらテリー・キャリアーを知り、聞き惚れる

【一度は聴いておきたい魅惑のソウル・ヴォーカル①】テリー・キャリアー(前編)〜ソウルとフォークとジャズの狭間で|ミュージックソムリエ|TAP the POP 一度は聴いておきたい魅惑のソウル・ヴォーカル① テリー・キャリアー(後編)〜イギリスのレア・グル…

ロック雑誌編集部とセクハラについて

この間増井修の『ロッキング・オン天国』について書いたが、その中で自分はサラリーマンとして意識的にキャラを立てていたら、会うなり犯されるのではないかという恐怖からか、腰がひけたまましか接してこない女性編集者がいたとか書いていた。今では完全に…

野中モモさんが『デヴィッド・ボウイ: 変幻するカルト・スター』で単著デビュー!

野中モモさんというとワタシとほぼ同年のはずだが、物書きとしても翻訳者としてもワタシにとってずっと憧れの存在である。訳書はダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる』など何冊もあるし、共著も『世界のサブカルチャー』などがあるが、単著となる…

速水健朗さんや戸部田誠さんらによる『大人のSMAP論』が楽しみだ

今年末で SMAP 解散ということで、それに便乗、といっては悪いが、SMAP を題材とする本がいろいろ出るようだが、速水健朗さんとてれびのスキマの戸部田誠さんらが著者に名前を連ねる本が出るとなると、期待が高まる。大人のSMAP論 (宝島社新書)作者: 速水健…

YAMDAS更新(増井修『ロッキング・オン天国』)

yomoyomoの読書記録に増井修『ロッキング・オン天国』を追加。ロッキング・オン天国作者: 増井修出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2016/05/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (9件) を見るやはり著者への礼儀として、彼の編…

アメリカのポップスターは、束になってもトランプに勝てなかった。が、それは今に始まった話だろうか?

アメリカのポップスターは、束になってもトランプに勝てなかった - 日々の音色とことば この柴那典さんの文章で言わんとしていることはよく分かる。よく分かるのだけど、それって今に始まった話かなと思うところもある。ドナルド・トランプ勝利を受けての音…

まさかルー・リードの最初の奥さんの回顧録が出るとはな

Perfect Day: An Intimate Portrait of Life With Lou Reed by Bettye Kronstad, review: An admirable job in presenting Reed as a misunderstood genius | The Independent 正直こんな本が出るとは思わなかった。Bettye Kronstad という人は、生涯三度結…

ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画『JACO』が日本でも公開される

ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画『JACO』 日本公開が決定 - amass これはめでたい。映画の完成を取り上げたのが2年半以上前になるが、ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画『JACO』が日本でも公開とな。詳しい情報は日本版公式サイトをど…

橘川幸夫の「ロッキング・オンの時代」が遂に書籍化される

新刊「ロッキング・オンの時代」(晶文社)について。|橘川幸夫|note 橘川幸夫が note に連載していた「ロッキング・オンの時代」は、かつて渋谷陽一信者だった人間として気づいたときに読ませてもらっていたが、遂に書籍化される。ロッキング・オンの時代作…

ルー・リードのRCA〜アリスタ時代のアルバムのリマスターボックスセットが出るのだが……

ルー・リードのリマスター・ボックスセット『The RCA & Arista Album Collection』 ボックス開封映像が公開 - amass プロデューサーのハル・ウィルナーが「このボックスセットはルーのラスト・プロジェクトです」と語る、RCA〜アリスタ時代のアルバムのリマ…

ロック・ギタリストには2種類しかいない。ジェフ・ベックとそれ以外だ

ジェフ・ベック、キース・ムーンを語る (3) | Rocqt ジェフ・ベックが語るキース・ムーンの話も、期待通りに非現実的で面白いのだが、個人的に驚いたのは以下のくだり。 話は違うけど、日本じゃポール・ロジャースまたはジョン・ポール・ジョーンズが言った…

『バンド臨終図鑑』でなく『バンド臨終図巻』が文庫化するぞ

文春文庫『バンド臨終図鑑 ビートルズからSMAPまで』速水健朗 円堂都司昭 栗原裕一郎 大山くまお 成松哲 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS 6年前に刊行され、ワタシもとても楽しく読ませてもらった『バンド臨終図巻』がまさかの文庫化である……って、おい、版元が「図…

デイヴ・グロールの母親が執筆する有名ミュージシャンの母親のインタヴュー集が楽しみだ

デイヴ・グロールの母親、有名ミュージシャンらの母親をインタヴューした本を執筆中 | NME Japan これ面白い本になりそうである。デイヴ・グロールの母上って、すごく普通の人の良さそうなおばさんで、デイヴ・グロールのナイスガイぶりの理由の一端が窺える…

ローリー・アンダーソンの映画『Heart of a Dog』が日本公開されるのか

ルー・リードと共に飼っていた愛犬との日々を通して綴るシネマ的エッセイ、ローリー・アンダーソンの映画『Heart of a Dog』が日本公開決定 - amass ローリー・アンダーソンの映画のことは昨年取り上げているが、正直日本公開はないと思っていたので、少し驚…

サード・アイ・ブラインドが共和党大会で見せた気骨

Hotwire Japan » 音楽業界から嫌われるDonald Trump 先週は民主党大会でヒラリー・クリントンが大統領候補に指名されたが、その前の共和党大会において、サード・アイ・ブラインドが出演した話は知らなかったし、そこで彼らが見事な気骨を見せていた話は知ら…

細野晴臣のアルバム『泰安洋行』のタイトルは長崎の中華雑貨の店名に由来する(豆知識)

『泰安洋行』発売40年記念 <細野晴臣・架空ジャケット展>がパイドパイパーハウスINタワーレコード渋谷で開催 - amass 細野晴臣のアルバム『泰安洋行』発売40年記念とのことだが、特にそのアルバム自体の40周年記念盤が出るというわけでもないのは惜しい気…

日本人女性唯一の数学オリンピック金メダリストにしてジャズピアニストの中島さち子さんをTalks at Googleで今更知る

Talks at Google のことはここでも何度か紹介しているが、久しぶりにのぞいたら、中島さち子という方が講演していた。 Sachiko Nakajima: "Music, Math, Life!" | Talks at Google - YouTube ワタシは恥ずかしながらこの方のことを存じ上げなかったのだが、…

ラヴェルの「ボレロ」がパブリックドメイン入り……ってまだしてなかったのか!

Open music news: Bolero enters public domain, and a proprietary music-encoding standard gaining ground | Opensource.com モーリス・ラヴェルの代表曲である「ボレロ」が2016年5月1日にパブリックドメイン入りしたよという記事なのだが、まだしてなか…

Internet Archiveがヒップホップのミックステープを大量公開

Huge archive of hip-hop mixtapes Internet Archive というと既に音楽の巨大なアーカイブを公開していることで知られているが、この展開は予想しなかった。これはすごい。時間にして数千時間、数にして17000をこえるヒップホップのミックステープのアーカイ…

往年のロキノンマニアとして、増井修の著書『ロッキング・オン天国』が楽しみだ

音楽評論家・増井修の著書『ロッキング・オン天国』が発売 - amass 1989年から2004年(実際には2006年ぐらいまで不定期で買っていた)までの15年間雑誌 rockin' on の読者だったワタシにとって、これは楽しみな本である。ロッキング・オン天国作者: 増井修出…

今更ながら追悼プリンス

ごめんなさい、プリンス:追悼|WIRED.jp 自分にとって大きな存在だった人が死んだときには、ちゃんとその人について書いておこうとフィリップ・シーモア・ホフマンが死んだときに誓ったもので、プリンスもそうした人なのでこうやって書いているのだが、今年…

『ラストタンゴ・イン・パリ』の音楽も担当したジャズ・サックス奏者のガトー・バルビエリが死去

『ラストタンゴ・イン・パリ』 ジャズ・サックス奏者のガトー・バルビエリが死去 - amass この訃報を知って驚いた。ワタシは彼の作品が好きだったのだが、彼が存命かすら知らなかったからだ。どういうことかと言われそうだが、昨年同じく amass の「あなたが…

今一度酔いどれ詩人トム・ウェイツの初期作を聴く

Amazon で980円以下で売っているディスクを紹介する「Amazon980劇場」もなかなか書けなかったが、最近偶然トム・ウェイツの初期作の何枚かが800円台であることに気づいたのをいいことに、ワタシも久しぶりにそれらのアルバムを聴きなおした。トム・ウェイツ…

映画のエンディングにかたっぱしからダイアー・ストレイツの "Walk of Life" をかけて丸くおさめてしまうプロジェクト

Dire Straits' "Walk of Life" is the best ending to any movie / Boing Boing 世の中ヘンなことを考える人がいるものだ。映画のエンディングにかたっぱしからダイアー・ストレイツの30年前のヒット曲 "Walk of Life" を重ねるというそれだけなのだが、この…

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