以前ここでも紹介したことがある Internet Archive における Greatful Dead の膨大なライブ音源に対し削除要請が出て(というのが誤解だったのか?)、後に撤回された模様。
あのさー、Greatful Dead がライブ録音をファンに積極的に奨励していたという事実があるんだから、CNET の記事タイトルは良くないよな。
そういった経緯があって Greatful Dead 側が非難されるわけだが、しかし、(リーダーのジェリー・ガルシアが死んだので)もはやライブ活動をやれなくなったとなると、以前のエコシステムは崩れているわけで、ライブ音源をネットから取り去りたいというのも分からないでもない。
ただライブ音源がなくなったからといって iTMS におけるデッドの売り上げが変わることは彼らの音楽の性質上あんまり考えられず、どっちにしても得にならないに違いないわけで、彼らの判断が正しいとはまったく思わないわけだが。
EFF の共同創設者にして当のデッドの歌詞もてがけた John Perry Barlow が悲痛なコメントを出していたが、とりあえずは公開は再開されてとりあえずよかった。
『デジタル音楽の行方』には、当然ながら Greatful Dead のライブ音源やファンコミュニティの話が出てくるし、バーロウの名前も出てくるよん。