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ティルダ・スウィントンがオスカー女優に

みやのさんも感慨深げだが、まさかティルダ・スウィントンがオスカー女優になる日が来るとは思わなかった。

今回のアカデミー賞はインディーアカデミー賞だのテレビ視聴率が最低だの言われているが、だからなんだっての? コーエン兄弟ダニエル・デイ=ルイス、そしてティルダ・スウィントンがオスカーを獲って何の文句があるってんだ(ポール・トーマス・アンダーソンは残念!)。

さて、ティルダ・スウィントンというとデレク・ジャーマン映画の印象が強いわけだが、ワタシが彼女の出演作でイチオシなのは『コンスタンティン』である。

これ、ワタシ以外誰も推さないと思うが、ホラーのようでその実バカ、というなかなかにヘンな映画で、キアヌ・リーブスのやつれ具合、ティルダ・スウィントンの両性具有的存在感、そして最後に出てくるピーター・ストーメアのオヤジ、どれをとってもグッとくる。

特にティルダがキアヌに思いきりぶん殴られて晴れやかな笑顔を浮かべる場面は必見。

この映画はヒットしなかったがキアヌはお気に入りのようで、続編にも意欲的だったらしく、それを知ったサンドラ・ブロックから、「あんなのの続編やるなら、何でお前『スピード2』は断ったんじゃ、ゴルァ!」と怒られたとか。

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