- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2008/12/04
- メディア: DVD
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遅ればせながらようやく観てきた。ワタシはこの映画の公開を求める署名運動にも参加した人間である。見逃すわけにはいかない。
脚本も手がける監督のエドガー・ライトと主演のサイモン・ペグにニック・フロストを加えたチームの前作『ショーン・オブ・ザ・デッド』がすこぶる面白い映画だったのでクオリティ的にハズすことはないと確信していたが、ワタシがエンターテイメント映画に求めるものをしっかりとみせてくれる映画で、観ていて泣きそうになった。
本作は(居心地の悪いユーモアが多分にある)警察アクションが準拠枠になっているが、エドガー・ライトという人はマイケル・ベイなど趣味が悪いとされがちなものについても愛情を隠さないし、しかも単に自分の好みを垂れ流すだけでなく、それを映画の中でしっかりとエンターテイメントに昇華できる才能のある人だ。
本作は紛れもなくコメディーであり、クライマックスの銃撃戦にいたるまで笑わせてもらったが(ワタシが観た回がたまたまノリの良い客層で、みんな素直に笑っていた)、決して適当におちゃらけず、シリアスなところはシリアスに撮るのが彼の良いところだと思う。あと主人公とその相棒の関係をラブコメ風に描く悪趣味さが前作を遙かに抱えてたねぇ(笑)
ただ最後の爆発以降は蛇足かなとも思った。
以下余談だが、本作のチームが生まれた最初の作品である『Spaced』の DVD がもうすぐ出るが、これの半ばオフィシャルなブログ(id:spaced)について、はてなから何らかのアナウンスあったっけ? 折角はてなダイアリーを利用してくれてるんだから、こういうのを積極的にフォローすればよいのに。