この翻訳は特にありがたかった。クレイ・シャーキーの The Collapse of Complex Business Models という(例のよって)長文のエントリのエッセンスを語っていると思ったからだ。
そしてシャーキーの元エントリを読んで思ったのは、社会のプロトコルや仕組みが複雑になりすぎるとその社会は崩壊するって話は今の日本に当てはまるんじゃないか、ということ。
このあたりについては他の人がいろんな視点で語っているのでワタシが特に付け加えるところはないが、ところでシャーキーの文章で紹介されている Joseph Tainter の『The Collapse of Complex Societies』って邦訳出てないのかな。
Collapse of Complex Societies 1ed (New Studies in Archaeology)
- 作者: Joseph Tainter
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 1990/03/29
- メディア: ペーパーバック
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それはそうとクレイ・シャーキーの新刊が楽しみだ。前作『Here Comes Everybody』は邦訳が出るという話を小耳に挟んだが、新刊の刊行とどっちが先になるのだろう。
Cognitive Surplus: Creativity and Generosity in a Connected Age
- 作者: Clay Shirky
- 出版社/メーカー: Penguin Press
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: ハードカバー
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