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英国でネット著作権保護法案が可決されてしまった

Digital Economy Bill(DEB)として知られるイギリスのネット絡みの経済関連法案というか、著作権保護の強化を主眼とする法案が可決されてしまった。

なんというかあっという間に可決されてしまってなんだそりゃと思っていたのだが、的確にまとめる記事があがっていたので紹介しておく。

この法案の何が問題なのか。

  • 3ストライク・スキームとなるものが含まれている。
  • 15条には、「(パイラシー対策として)正しい技術的対策を講じなかったISPには罰金」というラインが。その次の16条では、技術的対策の費用は著作権保持者ISPsで折半して捻出するとあります。
  • 「高裁が著作権侵害を行うウェブサイトをブロックできる」とする、最も問題視されていた18条は、本当に直前に政府によって削除されました。しかし、似たような文面が10条に盛り込まれており、言葉を換えて18条が残っているという状態です。
  • Orphan works(著作権者不明作品)に関して言及した43条もドロップされ、Orphan workの扱いに関する未来も絶たれることに。
Green Sound from Glasgow (追記有)Digital Economy Bill、法律化へ その1

こんな重要な法案を簡単に決めてしまっていいのかと呆然となるが、RO69 に掲載された NME の記事によると、総選挙に備えて議会が消化期間に入ってしまったため、ばたばたとほとんど審議に時間をかけぬまま可決されてしまったらしい。

こんなんで可決された法律を盾に「イギリスもこうなのだから日本でも〜」なんて言われると困るし、今の日本の政権与党のどうしようもなさを鑑みるに、同じ感じで影響範囲の多い、しかも問題のある法案がなし崩し的に可決される危険性を考えてしまう。

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