WirelessWire Newsブログに「ネットにしか居場所がないということ(後編)」を公開。
この文章は前編、後編あわせて日曜日に送信したのだが、まさか後編が公開される前に「WELQ」の全記事が公開停止になるとは思わなかった。それにあわせて編集部注を入れてもらった。
さて、ワタシを担当されている清田さんは、これからも気が向いたら書かれたら、と戻れる余地を残すよう配慮してくださり、とても感謝しているが、ワタシ自身は今回の文章を最終回のつもりで書いた。それは最後まで読んでいただければ分かると思う。
言っておくが、ワタシが WirelessWire News 編集部と喧嘩したとか、連載を切られたとかではなく、今年の3月の時点で、連載が50回を越えるあたりで一区切りとしたいという意志を伝えていたのである。
文章で取り上げる題材にしろ文章表現にしろ、ワタシの裁量にまかせてくださり、好き勝手好きなだけの分量書くのを許容してくれた WirelessWire News には感謝しかない。
足かけ4年にわたった連載だが、ほぼずっと月1以上のペースで書いていたのが、最後の数回は時間的な問題で2月に1回ペースになってしまった。特に今回は苦しんだが、理由の一つに雨宮まみさんの訃報があった。実は今回の文章に彼女が最近書いた文章を引用するつもりだったのだ。
しかし、今回は題材が題材なだけに物騒というか、そこに彼女の文章を引用することで、ヘンに邪推されたりして彼女に迷惑がかかるといけないと思い、そのあたりをすべて書き直すことになってしまった。
そして、そうしているうちに、今回の文章に雨宮まみさんのことをどうしても入れたくなってしまった。しかし、前述の通り、今回は元々の題材が物騒だし、いろいろ試行錯誤したのだが、全体のバランスがどうしてもおかしくなってしまうのが明らかで、お名前を言及するだけに留めた。変な誤解をされたり、それで故人に迷惑がかかることは避けたかった。雨宮さんについては、別に文章を書きたいが、その余裕があるかは分からない。いずれにしてもまさか自分の連載の最終回が、雨宮さんの「40歳がくる!」連載の最終回と同じ日になるとは思わなかった。
……遂にカウントダウンが始まってしまった。