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エレン・パオの『Reset』は今こそ邦訳を出す価値がある本だろう

2017年の TIME のパーソン・オブ・ザ・イヤーは Silence Breakers ということで、この問題が大きくクローズアップされたのは、ハリウッドの大物プロデューサーであるハービー・ワインスティーンのセクハラ報道に端を発するわけだが、それより前にシリコンバレーのテック系文化圏におけるセクシズムを告発したエレン・パオ(Ellen Pao)は、Uber におけるセクハラの横行の告発と並び、ある意味露払いの役割を果たしたといえないか。

エレン・パオというと、2015年にインターネットでもっとも嫌われた15人に選ばれたり、Reddit の CEO 時代には何かと標的になることが多く、それには男性 Reddit ユーザのミソジニーが影響していなかったとはいえないだろう。Reddit の CEO 退任後も大手の投資家を訴えた裁判で敗訴したり、いろいろ大変であった。

今年彼女はそのあたりを主題とする本を刊行している。

Reset: My Fight for Inclusion and Lasting Change

Reset: My Fight for Inclusion and Lasting Change

Reset: My Fight for Inclusion and Lasting Change (English Edition)

Reset: My Fight for Inclusion and Lasting Change (English Edition)

しかし、この本を翻訳でない日本のニュースメディアでちゃんと取り上げたところって、ワタシの観測範囲では ITmedia くらいなんだよね。

そういえば、この記事を書いている佐藤由紀子氏に対して、ワタシは昔イヤミめいたことを書いたことがある。性格悪くてすいませんでした。

それはともかく、この本は邦訳する価値あると思うのよ。少し前には元電通のクソクリエイター様が告発されて失脚する事件があったが、日本のテック系コミュニティでもセクハラ問題が炸裂する可能性が高いはずだし。

日本における MeToo 運動は、例の問題の告発側などのアレな言動によってちょっとアレな感じになってしまった印象があるが、それで済ませてよい問題じゃないし。

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