既に TechCrunch で告知されていたが、Uber で受けたセクシャルハラスメントを告発し、シリコンバレーに蔓延するセクハラと差別を明らかにしてシリコンバレーに激震をもたらしたスーザン・ファウラーの回想録が刊行される。
Whistleblower: My Journey to Silicon Valley and Fight for Justice at Uber
- 作者: Susan Fowler
- 出版社/メーカー: Viking
- 発売日: 2020/03/17
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログを見る
Whistleblower: My Journey to Silicon Valley and Fight for Justice at Uber (English Edition)
- 作者: Susan Fowler
- 出版社/メーカー: Viking
- 発売日: 2020/03/17
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
しかし、その刊行は2020年3月なんだよね……日本のあたふたした出版事情を考えると、うらやましい話とも言えるが。
このブログでも紹介してきた、エレン・パオの『Reset』やシリコンバレーの「男性ユートピア」ぶりを暴く『Brotopia』や邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2017年版)で紹介したサラ・レイシー(思えば彼女も Uber を敵に回したジャーナリストだ)の本の系列に連なるものである。しかし……これらの本は未だどれも邦訳が出ていない。スーザン・ファウラーのこの本もそうなのだろうか?
なお、スーザン・ファウラーはマイクロサービスのエキスパートでそちらの著書の邦訳が出ているが、昨年テック系の論説委員として New York Times に雇用されている。
プロダクションレディマイクロサービス ―運用に強い本番対応システムの実装と標準化
- 作者: Susan J. Fowler,佐藤直生,長尾高弘
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/09/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る