ブロックチェーンと法の関係についての本が面白そうと紹介したのが2018年6月で、邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2019年版)で取り上げたときに成原慧さんから邦訳の情報を教えていただいたのだが、それからもだいぶ間があって、来月弘文堂からようやく『ブロックチェーンと法』が刊行される。
- 作者:プリマヴェラ・デ・フィリッピ,アーロン・ライト
- 発売日: 2020/11/26
- メディア: 単行本
なかなかの難産とお見受けするが、これはまさに「国家の法は〈暗号の法〉を飼いならせるか」という問題を探求する、ちゃんと邦訳が出るべき本だと思うので喜ばしいことである。