ちょうど一年前に紹介した『Calling Bullshit』だが、恥ずかしながら『デタラメ データ社会の嘘を見抜く』として7月に邦訳が出ていたのを今更知った。誰か教えてよ~
数字と科学と統計を引き合いに出して、あたかも厳密で正確なもののように装う「新型デタラメ」の見抜き方が主眼の本である。
「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2021年版)」で紹介した本の邦訳がぼちぼち出る頃ですかね。
こちらは原書を取り上げたのが2年以上前になるが、「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2020年版)」にも書いたように、正直邦訳は難しいかと思っていた。
しかし、『インターネットは言葉をどう変えたか デジタル時代の〈言語〉地図』として出ていた! デザインが原書を踏襲しているが、これは版元らしい配慮なのかな。
これはデジタル時代の言語学ガイドブックですね。
それにしても千葉敏生さんについては以前にも触れたことがあるが、この数年相当な数の翻訳を手掛けておられる。まさに売れっ子翻訳者である。
そうそう、この本をばるぼらさんが早速取り上げていた。
『インターネットは言葉をどう変えたか』読み。翻訳本だから日本とは事情が違うだろ……と思って読み始めると、「omgodzzzzZZZzzzz!!!!11one(なんてこった!)」って語尾の書き方についての話題があって超びっくり! あめぞう2000でinfohandsが書いてた語尾とそっくりで、問題系が日本と共通している pic.twitter.com/r9yn9vLqHx
— dɾ̣xq (@blogdexjp) September 25, 2021