「スマホキッズは大丈夫じゃないで」という記事タイトルがズバリそのままなのだが、アメリカの社会心理学者ジョナサン・ハイトの新刊 The Anxious Generation は、スマートフォンが今の若者、つまりはZ世代に深刻な悪影響を与え、精神疾患の蔓延を引き起こしていると説く本である。
この人の前作が『傷つきやすいアメリカの大学生たち』だったことを考えると不思議ではない展開だが、以下の表現はすごいな。
2010年代初頭、人類は自分たちの子供に対する最大の野放図な実験として、Z世代にスマートフォンを与え、火星に送って育てたようなものだ。
この本では、2012~2013年に若者のメンタルヘルスが崖が落ちるがごとく悪化したことをデータとともに示しており、それはつまりはスマートフォンが若者世代にも急速に普及した時期と重なるということですね。
これは来年あたり、邦訳出るんじゃないですかね。
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