毎年恒例なので説明は省略。YAMDAS Project本家、はてなダイアリーのYAMDAS現更新履歴、Wired Vision のyomoyomoの「情報共有の未来」、そして今年はマガジン航などに提供した翻訳も含め、2009年に公開した文章における被ブックマーク数トップ20は以下の通り(2009年12月31日正午時点)。
- 無料で読めるLinux本ベスト20 - YAMDAS現更新履歴 541 users
- 「ワタシが愛する洋楽アルバム100選」から980円以下のものを紹介しまくることにする - YAMDAS現更新履歴 348 users
- 全米のギークが涙した告白「私が同窓会に参加しない理由」 - YAMDAS現更新履歴 329 users
- 増田聡さんのレポート課題「完全なパクリレポートを作成せよ」 - YAMDAS現更新履歴 285 users
- 単著祭2009夏 〜 この一年で単著を出した文化系はてなダイアラーをまとめてみる - YAMDAS現更新履歴 180 users
- 世界のトップクラスの科学者による講義動画100選 - YAMDAS現更新履歴 121 users
- ティム・オライリーの思考法を形作った本たち、そして心底憐れな20代はてな社員 - YAMDAS現更新履歴 100 users
- 過小評価され忘れられたSF映画トップ10 - YAMDAS現更新履歴 92 users
- リーナス・トーバルズのインタビュー日本語訳 - YAMDAS現更新履歴 70 users
- 津田大介は『Tsudaる技術』という本を書くべきではないだろうか - YAMDAS現更新履歴 68 users
- 【ライター殺し】Twitterを使った原稿催促Botとかどうだろう【ネタ】 - YAMDAS現更新履歴 63 users
- 第1回ウェブ学会シンポジウムの後に考えた集合知の行方 - YAMDAS現更新履歴 57 users
- 2009年に求められるマイクロペイメントのイノベーション | ワイアードビジョン アーカイブ 55 users
- 残念な日本の私 | ワイアードビジョン アーカイブ 54 users
- イギリス首相の謝罪によりアラン・チューリングが55年ぶりに名誉回復 - YAMDAS現更新履歴 52 users
- インターネット・アーカイブのBookserver構想 « マガジン航[kɔː] 50 users
- 敢えてブログは重要だと言いたい | ワイアードビジョン アーカイブ 48 users
- 電子書籍と読書体験のクラウド化 | ワイアードビジョン アーカイブ 46 users
- モンティ・パイソンは公式YouTubeチャンネルを開設してDVDの売り上げが23000%増えた! - YAMDAS現更新履歴 44 users
- アルジャジーラがガザ侵攻に関する取材映像をCCライセンスで公開 - YAMDAS現更新履歴 43 users
こうしてみると一目瞭然だが、はてなダイアリーの更新履歴のエントリが上位半分以上を占めている。そしてとうとう YAMDAS Project 本家から一つもランク入りしなくなった。今年は結構本サイトに翻訳を載せたことを考えると、文章の価値がブックマーク数で測れるわけではないとはいえ残念である。一方で Wired Vision は、月一回の更新になったが、結構充実した内容になったと思う。
一昨日更新分の世界のトップクラスの科学者による講義動画100選がいきなり100越えしたのは驚いた。これはまだまだ伸びるだろう。
2009年も間もなく終わるが、ワタシ個人的には二年続けて脅迫的に苦しめられてきた案件から解放され、一息つけた年だった。そのかわりかなりだらけ、怠けた一年とも言える。一冊くらい翻訳できたのではないかとも思えるがこれは後知恵で、ワタシのようにキャパシティの小さな人間には休息も必要だったのだとやはり怠惰に考えている。
ネット上の活動では、そうした開放された心境にあったにも関わらず、いくつも不愉快な出来事があったし、その延長上に今がある。しかし、改めて考えてみれば個々の事例で濃淡の差はあれ、「自分があまり良い人間ではない」ことに行き着くのに今更ながら思い至り、暗澹たる気持ちになる。
今年のはじめ、YAMDAS Project は10周年を迎えた。そのままのペースでゼロ年代を終えようとしている。それを何かしら価値があることと思いたい気持ちがある一方で、そのために犠牲になったものを考えると何の意味もないとみることもできる。
ワタシ自身に関していえば、もはや選択の余地はなく、その片方に賭けるしかない。しかし、この「素晴らしい」10年が経って覆う曇天がこれから晴れるとは自分自身信じてはいない。その上でランキングをみると、自分の好悪の感情と更新履歴をだいぶ分離できるようになったようにみえ、それは良いことに思える。
ともかく、今年出会えた人たち、自分によくしてくれた人たちに対する感謝は忘れないでいたいと切に思う。
2009年の更新はこれをもって終わりです。どうか皆さんよいお年を。