インターネット・アーカイブが300万冊の本をスキャンしたとのこと。これを紹介するコリィ・ドクトロウの文章がなかなか奮っているのでざっと訳しておく。
インターネット・アーカイブのブックスキャニングプロジェクトが300万冊目のテキストを追加した。Google ブック検索と異なり、インターネット・アーカイブはパブリックドメインの作品のみをスキャンしており、さらに重要なのは、スキャンしたものの用途に制限がないこと。もう一つ重要な Google との違いは、インターネット・アーカイブのプライバシーポリシーで、Google と違って裁判所の命令なしに個人情報を公開しないことを約束している。
そんなに Google が嫌いか!(笑) いや、ドクトロウが関わる電子フロンティア財団は Google ブック検索にプライバシー問題で確か反対していたはず。
先週公開された「ブリュースター・ケール氏に聞く本の未来」で、ケールは以下のように語っている。
僕たちはいま、多くの大きな図書館のデジタル化に取り組んでいる。すでに100万冊をこえる本をデジタル化してて、この他に別のプロジェクトから手に入れたさらに100万冊もの本がある。つまり、いまでは無料で入手できる本が200万冊もあるわけだ。
ブリュースター・ケール氏に聞く本の未来 « マガジン航[kɔː]
ということは今年の5月から今まででもう100万冊デジタル化したということだろうか。すごいな!
Amazon の「デジタル図書館」構想が噂される昨今、インターネット・アーカイブの Bookserver プロジェクトがどれだけ形になるかで変わってくるところがあるだろう。でも、それは飽くまで欧米の話。果たして日本は……