調べものをしていて、アンドリュー・キーンの「Googleさん, そろそろ不正行為をやめなさい」という文章に行き当たった。
いかにもアンドリュー・キーンらしい文章だが(つまり必ずしも賛同しない)、この文章が公開された当時読んでいたはずなのに、文中 Siva Vaidhyanathan の新刊を紹介しているのを見逃していた。
The Googlization of Everything: And Why We Should Worry
- 作者: Siva Vaidhyanathan
- 出版社/メーカー: Univ of California Pr
- 発売日: 2011/03/08
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (1件) を見る
Amazon.com のページを見たら、ジョナサン・ジットレインがカスタマレビューで5つ星をつけていて驚いた。
この本は同名のブログ The Googlization of Everything が元になっていて、一度 Siva Vaidhyanathan の仕事を調べたことがあったのに、何故かこのブログの存在に気付いてなかった。
内容は副題から Google の危険性にフォーカスした本だと分かるが、ブログ自体は2007年からあって、当時梅田望夫さんが取り上げてるんだよね。
Siva Vaidhyanathan の前著『The Anarchist in the Library』は、山形浩生にレッシグのエピゴーネンと断じられていたが、本作は5月時点で翻訳権が売れているようなのでいずれ邦訳が出るのではないか。