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キャプテン・フィリップス

2013年、映画館で最後に観た映画がこれだった。無駄に IMAX シアターの大画面で観た。

冒頭、トム・ハンクスキャサリン・キーナーが演じる夫妻が車の中で、自分たちの子供たちの時代のしんどさを語るが、この映画自体、ソマリア海賊の人質になるというフィリップス船長の実話を映画にすることで、アメリカ人のしんどさを描く映画と言えるんじゃないですかね。

トム・ハンクス演じる船長の機知がとても良くて、ちょっとした会話から情報を伝えるところなど、観てて観客もまさに手に汗握る感じになる。最後の医者と船長のやりとりの場面なんてすごかったね。

ポール・グリーングラス監督の演出は例によって的確で、当代最高の映画監督の実力を遺憾なく発揮している。そしてワタシは、こいつのとにかく手ぶれカメラを揺らして撮ればリアルだろという手法にヘキエキした。揺らす必要のない地上の場面くらいかっちり撮れよ、お前。

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