江渡浩一郎さん(写真がちょっと田辺誠一っぽくない?)のニコニコ学会β委員長としてのインタビューである。少し前もニコニコ学会βについて語る対談を紹介したが、ひっぱりだこですな。
ワタシとしてはニコニコ学会βの話ももちろん興味深いが、やはり Wiki についての話がもっと読みたかったりする。
この本を世に問うことになる最初のきっかけは、江渡自身が職場の情報共有にWikiを活用して得られた知見だった。複数のメンバーが情報を共有し、メンバー各自が情報を書き換え可能であることがWikiの大きな特徴なのだが、この「書き換え」と「共有」をめぐる意識の転換を江渡は体験した。
「最初は『(職場の情報を共有するWikiを)自分が使いやすいように書き換えたら、他の人には使いにくいものになるのではないか』と不安に思った。使っているうちに、『僕が使いやすいように整理しても、誰からも反対がないだろう』と思えた瞬間があった」
前提は、Wikiで情報を共有するメンバーと目的が決まっていることだ。江渡が感じた「メンバーの間で共通の理解と合意が形作られることを理解した瞬間」こそが「Wiki的なマインド」であって、「Wikiを使うにあたって一番重要な瞬間」なのだと江渡は言う。
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「メンバーの間で共通の理解と合意が形作られることを理解した瞬間」こそが「Wiki的なマインド」であって、「Wikiを使うにあたって一番重要な瞬間」とな。これテストに出るよ!
パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 江渡浩一郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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