昨年、ゲーム業界の性差別やハラスメントなどさまざまな問題を浮き彫りにした GamerGate 騒動については、ワタシも「邪悪なものが勝利する世界において」で少しだけ触れたが、その当事者だった Zoë Quinn、Anita Sarkeesian といった人たちが寄稿した本が来月出ることを知る。
The State of Play: Creators and Critics on Video Game Culture
- 作者: Daniel Goldberg,Linus Larsson
- 出版社/メーカー: Seven Stories Press
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: ハードカバー
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The State of Play: Creators and Critics on Video Game Culture (English Edition)
- 作者: Daniel Goldberg
- 出版社/メーカー: Seven Stories Press
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: Kindle版
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GamerGate 騒動は、moot が 4chan の管理から引退する要因ともなり、おたくカルチャーは一度足元を見直すべきときという意見も出たが、現在まで尾を引いているのは間違いない。
日本において GamerGate 騒動について経緯と論点をしっかりまとめた文章ってあったか知らないが(はてな匿名ダイアリーが一番網羅的かな)、これはゲーム文化を考える上で面白そうな本である。