復活した(と言ってよいよね?)カタパルトスープレックスにおける、このブログでも何度か名前を挙げてきたブルース・シュナイアー『A Hacker's Mind』の書評である。
まだちゃんと読んでなかったのでありがたや。
ふと、気になって調べてみたら、10月にこれの邦訳が出るのに気づいた!
まだ版元にもページができておらず(何度も書いているけど、そういうところが日本の出版社はダメよねぇ……)正確なところは分からないが、Amazon のページの記述を見る限り、これは『A Hacker's Mind』の邦訳だろう。
しかし……ということは、5年前に刊行された『Click Here to Kill Everybody』の邦訳は結局出ないままということになってしまうのだろうか。
新刊につながるブルース・シュナイアーの問題意識については、主に以下の文章で取り上げさせてもらっている。
- ブルース・シュナイアーが予言する「AIがハッカーになり人間社会を攻撃する日」 - YAMDAS現更新履歴
- 日本でも重視されるべき「公益テクノロジー」とそのための人材 – WirelessWire News
- 人工知能規制、資本主義批判、民主主義再考 – WirelessWire News
いわゆるセキュリティ破りだけでない、政治や法律へのハッキング、そして AI の利用という重要なトピックを扱っている本なので、これは必読でしょうね。