以前、「21世紀最初の20年にリリースされたワタシが愛する洋楽アルバム40選」をやったとき、ロイル・カーナーの『Not Waving, but Drowning』を選んでいるが、実は彼の『Yesterday's Gone』とどちらにしようかかなり悩んだ。正直なところ、そちらを選んでもおかしくなかった。
要はワタシはロイル・カーナーのことが大好きなのだが、一昨年末に出た『hugo』はそこまでピンとこなかった。
なのだが、その『hugo』の全曲を再演したロイヤル・アルバート・ホールでのライブを収録した『hugo: reimagined』を聴いたら素晴らしかったので、取り上げておきたい。
ワタシはロイル・カーナーの YouTube チャンネルにその動画があがっているのを観て感動したのだが、ちゃんとアルバムとしてリリースされているのね。
でも、やはりライブは映像とともに体験できるほうがよいので、映像版をお勧めしたい(配信版よりも数曲少ないが)。
これで鈍いワタシにもようやく『hugo』の楽曲がしっくりきた感じがする。ありがたいことである。
そういえば、『hugo』にはジョーダン・ラカイも参加しているが(本作でも登場するよ!)、この間出た彼の新譜も良かった(参考:音楽家にとっての「成長」とは? ジョーダン・ラカイが語る人生とクリエイティブの再発見)。