チャールズ・チャップリン、バスター・キートン、ハロルド・ロイドはサイレント映画時代に活躍した喜劇王だが、彼らの映画における CGI も何もない時代での驚異のスタント撮影を解説している動画が紹介されている。
この動画で解説されているのは、以下の5本の映画におけるスタントである。
- 『キートンの探偵学入門』(Internet Archive)で、キートンがブリーフケースの中に飛び込む場面
- 『要心無用』(Internet Archive)で、ロイドが時計台の針につかまる場面
- 『モダン・タイムス』で、チャップリンが手すりが壊れたところでローラースケートをする場面
- 『キートンの白日夢』(Internet Archive)で、キートンが走る列車につかまり宙を浮く場面
- 『キートンの蒸気船』(Internet Archive)で、キートンの背後から家が倒れる場面
こういうのは、英語が分からなくても、動画を見ているだけで意味が分かるのがありがたい。
解説されてみると、(数インチずれていたら即死間違いなしな)『キートンの蒸気船』を除けば、必ずしも命がけのスタントばかりでもないようだが、それでも、キートン、ロイド、チャップリンという喜劇王の創造性には、今見ても感服させられる。
だからこそ、『要心無用』に対するジャッキー・チェンのようにオマージュを捧げる人が多いのだろう。
しかしなぁ、これを書くために調べたら、『モダン・タイムス』をのぞいて取り上げている作品の DVD/Bluray の新品が入手できなくなっており、悲しくなってしまった。ありがたいことに『モダン・タイムス』以外はすべてパブリックドメインになっているので、Internet Archive のリンクをはらせてもらった。