児島由紀子の「ロンドン通信」で知ったのだが、今年再結成ライブが話題になったブラーのドキュメンタリー映画『No Distance Left To Run』が来年1月にイギリスで公開されるとのこと。
日本での公開は難しいかな。でも、DVD ぐらい出てほしいな。来日してくれなかったし。
何度も書いているが、ワタシはブラーが好きである(初期の曲は、今聴くとかなりキツいけどな!)。折角 Parlophone の YouTube チャンネルで彼らのビデオが公開されているので(埋め込み可能だとなおよかったのだけどね)代表曲をざっと紹介しておく。
セカンドアルバム『Modern Life Is Rubbish』のリードシングルであるこの曲を聴いて、はじめてブラーをまともなバンドだと認識したっけ。
この曲のヒットにより本格的な快進撃が始まるが、いかにもナメた感じがこの曲によく合っている。
今観るとただアホっぽいが、当時はフィル・ダニエルズを担ぎ出すところがイケていたのである。
『去年マリエンバートで』インスパイアらしいが、元ネタの映画を観てないのでなんとも。
観れば一目瞭然だが、『時計じかけのオレンジ』からの露骨な引用。このビデオの監督のジョナサン・グレイザーは、マッシブ・アタックのビデオでも『シャイニング』を露骨に引用しており、やりすぎだと思う。
ブリットポップの狂騒、『Great Escape』の失敗を経て、解散説も流れた彼らは全英1位シングルとなったこの曲とともに復帰する。ワタシが唯一みた1997年の来日公演もこの曲で始まったんじゃなかったかな。
この曲のプロダクションはかなり乱暴だったらしいが、それが彼らにとってアメリカでの最大のヒット曲になるのだから分からないものである。
後期の代表曲といえば何といってもこれになるだろう。この曲を渋谷陽一のラジオ番組で初めて聴いて10年経つなんてぞっとする。あのとき泥酔してたっけ……
グレアムがリードボーカルをとるこの曲のビデオは、彼らの PV の最高傑作だと思う。これを観て本気で感動したのを覚えている。
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- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: CD
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