- 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
- 発売日: 2012/03/02
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思えば自分はイギリス映画、マイク・リーとかほとんど観てないよな、と『秘密と嘘』を借りようとするもなく、近作を借りてみた。
本作を借りたのは何よりタイトルが明るそうだったから。何せ中学一年生でも意味が分かる単語だけからなるタイトルだしね!
本作は何より快活で陽気で主人公ポピーの映画である。マイク・リーは、例えばコーエン兄弟が『ファーゴ』において聡明で地に足のついた主人公を描きたかったとのと同じように、陽性の魅力のある主人公の女性を描きたかったのだと思う。
そうした意味で、そのヒロインを演じるサリー・ホーキンスの力量にかかっているわけだが、見事その期待に応えている。
しかし、当たり前だけどその主人公がすべての人を幸せにするわけじゃないんだよね。それから外れてしまうエディ・マーサン演じる主人公の自動車運転教師の存在が面白かった。見てて最後には可哀想になってしまうのだけど。
この映画を観たら、「エンラハ!」という彼の台詞は絶対忘れないよね。