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僕たちのラストステージ

アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開日、あえてこっちを観に行った。レイトショーの観客はワタシを含め三人で、これはワタシの映画館鑑賞史(?)の中でも最少人数タイの記録だった。

サイレント映画時代からハリウッドのスターだったローレル&ハーディの晩年のストーリーなのだが、よくできている。

よくはできているが、それなりにまとまったハートウォーミングコメディの枠に収まるし、ニール・サイモンの『サンシャイン・ボーイズ』など、類似作はいくつか挙がる。

それでもワタシは本作を観てよかったと思うのは、ワタシ自身が何よりスティーヴ・クーガンが好きだから。ワタシ自身自分をローレルに重ねるところがあるが、現実には体形ははっきり(ジョン・C・ライリーが特殊メーキャップで演じる)ハーディ寄りになってしまっており、厚かましいですね。

最初は「こんなんどこが面白いの?」といささかナメて見ていた二人のコメディを、最後にはハラハラしながら見てしまう。そしてそこに映し出される、二人の家族のちょっとした所作にグッとくる。

キャストでは、バーナード・デルフォント役のルーファス・ジョーンズがジョン・カビラに妙に似ていて、ワタシはジョン・カビラが嫌いでもなんでもないにも関わらず、こいつが出てくるたびにイライラしてしまった(理不尽系感想)。

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