- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2019/09/18
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開日、あえてこっちを観に行った。レイトショーの観客はワタシを含め三人で、これはワタシの映画館鑑賞史(?)の中でも最少人数タイの記録だった。
サイレント映画時代からハリウッドのスターだったローレル&ハーディの晩年のストーリーなのだが、よくできている。
よくはできているが、それなりにまとまったハートウォーミングコメディの枠に収まるし、ニール・サイモンの『サンシャイン・ボーイズ』など、類似作はいくつか挙がる。
それでもワタシは本作を観てよかったと思うのは、ワタシ自身が何よりスティーヴ・クーガンが好きだから。ワタシ自身自分をローレルに重ねるところがあるが、現実には体形ははっきり(ジョン・C・ライリーが特殊メーキャップで演じる)ハーディ寄りになってしまっており、厚かましいですね。
最初は「こんなんどこが面白いの?」といささかナメて見ていた二人のコメディを、最後にはハラハラしながら見てしまう。そしてそこに映し出される、二人の家族のちょっとした所作にグッとくる。
キャストでは、バーナード・デルフォント役のルーファス・ジョーンズがジョン・カビラに妙に似ていて、ワタシはジョン・カビラが嫌いでもなんでもないにも関わらず、こいつが出てくるたびにイライラしてしまった(理不尽系感想)。