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WirelessWire News連載更新(米国の国家サイバーセキュリティ戦略とインフラとしてのオープンソース)

WirelessWire News で「米国の国家サイバーセキュリティ戦略とインフラとしてのオープンソース」を公開。

米国の国家サイバーセキュリティー戦略については、既にブログで取り上げているが、この一年ばかし断続的に書いてきたセキュリティ、そしてオープンソースについてのエントリをいくつもリンクさせてもらった。やはり、ブログは書いておくものだ。

今回の文章は書くのにかなり苦労した。正確には書きだすまでに時間がかかった。セキュリティをテーマにしても受けないというのが経験上分かっているのもあり、書き始めてもなかなか気分が乗らなかったが、それも一度火がつけば大分楽になった。

数回分の内容を一度に詰め込んだところがあり、しかし、適度な長さに収まったのはよかったと思う。

あと話が発散するので、本文に入れなかった話をひとつ。今回の国家サイバーセキュリティー戦略でも言及があるオープンソース・インテリジェンス(OSINT)は、既に開始から一年以上になるロシアによるウクライナ侵攻に関しても、報道や戦況分析で大きな成果を挙げているのはご存じの通り。ただ、ここでの「オープンソース」は OSS ではなく「公開情報」を指す。ならば OSINT という言葉が「オープンソース」の誤用かというと、そうではない。これは1998年にソフトウェア分野における「オープンソース」という言葉を発明したクリスティン・ピーターソン自身認めるように、その言葉は長い間インテリジェンス、つまりは諜報、スパイの分野で公開情報を指すのに使われてきた過去がある。

少し前から『情報セキュリティの敗北史』を読んでおり、その話も盛り込みたかったのだが、それをやるとあれやこれや他の本の話も入れ込みたくなるので断念せざるをえなかった。

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