およそ一年前にデヴィッド・クローネンバーグがビデオショップで愛する映画について語り倒す動画を紹介したことがあるが、その Konbini による同じシリーズで、最新作『アステロイド・シティ』が9月に日本でも公開されるウェス・アンダーソンが、やはり愛する映画について語りに語っている。
ウェス・アンダーソンが真っ先に手に取ったのが今村昌平『復讐するは我にあり』(!)で、続いては黒澤明『酔いどれ天使』と日本映画のディスクを立て続けに手に取り賞賛しているが、特に後者の音楽を『犬ヶ島』で使ったことに言及している。
その後は、ルイス・ブニュエル『砂漠のシモン』、ルーベン・マムーリアン『市街』、ヴィンセント・ミネリ『若草の頃』、ジョン・スタージェス『日本人の勲章』、エリア・カザン『欲望という名の列車』といった主に30年代から50年代に作られたクラシック、あとルイ・マル『鬼火』、フランソワ・トリュフォー『恋愛日記』といった作品について語っているが、ワタシのような映画初心者は、ほとんどが観たことなかったりする。
その後、ジョナサン・グレイザー『記憶の棘』、スティーヴン・スピルバーグ『ブリッジ・オブ・スパイ』、ガス・ヴァン・サント『ドラッグストア・カウボーイ』、バーベット・シュローダー『バーフライ』、ピーター・ウィアー『刑事ジョン・ブック 目撃者』といったもう少し最近の作品について語りまくっている。
で、最後は「アニメだ!」と叫び、庵野秀明『新世紀エヴァンゲリオン』(!)、そして高畑勲『おもひでぽろぽろ』、あとちょっと『平成狸合戦ぽんぽこ』(と宮崎駿)についても語っており、最初と最後が日本映画を紹介している形である。
ネタ元は Open Culture。