「オープンソースの失われた10年と「オープンソースAI」の行方」で取り上げた「オープンソース AI」の定義策定の現状について、OSI のステファノ・マフリが書いている。
「オープンソース AI」の定義のドラフトは v.0.0.5 だが、一目見て、一応ライセンス文書然としていた過去バージョンと感じが変わっていて、苦心が偲ばれる。
オープンソース AI は、目的を問わない利用の自由、システムの機能の研究や検査の自由、システムの修正の自由、システムの共有の自由が必要とのことだが、「AI に修正を加えるには、どのような形が望ましいか?」という疑問に答えるものでないと正式版にならないとマフリは考えてみるようだ。
その正式版、つまり v.1.0 には今年10月くらいに到達したいとマフリは書いているが、時間的な問題以外にも関係者の多くにも賛同できるものにしないといけないわけで、ハードルは高そうだなというのが正直な印象である。