大規模言語モデルなど AI 分野でオープンソースという言葉が僭称されがちな問題が少し前に話題となったが、「オープンソース」の勧進元と言えるオープンソース・イニシアティブ(Open Source Initiative、OSI)もこの問題を重視しているようで、「AI 向けオープンソース」「オープンソース AI」を定義するためのイベント Deep Dive の開催を告知している。
OSI に加え、Mozilla Foundation、Creative Commons、Wikimedia Foundation、Internet Archive、Linux Foundation といったオープンソース/フリーカルチャー関係の主要団体の理事らが6月に既に会合の機会を持っており、そこでの議論に対するコメントを求めるウェビナーが9月26日~10月12日の間に行われるとな。
これは良い動きだと思う。調べてみたら、OSI の Stefano Maffulli がまさにこの話題で講演している動画が Linux Foundation のYouTube チャンネルにあがっていた。その公開日は昨年の10月なので、ワタシが見逃していただけで、以前から問題は把握されており、議論は進んでいたんだね。