取り上げるのを忘れていた。この手の「○○は××を買収すべき!」みたいな観測記事は、その通りの展開になることは少ないが、買収する側の欠けてるものが見えてくるのが面白い。
今や史上最高の時価総額を達成したと言われる Apple だが、Foursquare を買収すると何がいいのか?
この記事で書かれるポイントは、Foursquare が持つ情報により Siri が機能強化が図れること、iOS6 から Google Maps の不採用が既に発表済だが、この地図情報も強化できる。他にも Find My Friends など位置情報サービスにも Foursquare が持つ情報は有効である。
こうして見ていると確かにそうかもとその気になってくるが、ここで思い出すがティム・オライリーの「インターネットOS」論で、この中で Apple の弱点として位置情報サービスやソーシャルネットワークサービス分野の立ち遅れが指摘されていた。
Foursquare はそれを埋めるのに都合がよく、また何よりモバイル分野の強化につながる。ReadWriteWeb の記事でも最後に挙げられているのが Payments で、確かに Apple は強力な決済システムを持ってるけど、mobile payments への動きがあまり見えない。
史上最高の時価総額になってもまだいろいろ足らないものがあり、競争は続くんやねぇ……
- 作者: カーマイン・ガロ,中村仁解説,滑川海彦,高橋信夫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: 単行本
- クリック: 36回
- この商品を含むブログ (4件) を見る