日本における著作権周りの話で近年まれに見る素晴らしいニュースだと思う。
文化庁の「自由利用マーク」とかいう独自ライセンスの試みははじめから余計なことして……と思ったが、そうそうはじめからクリエイティブ・コモンズに全面的に与するのも当時は無理だったよな、と今となっては思う。
逆に言えば、文化庁も日本のお役所としてクリエイティブ・コモンズのライセンスを基盤として認めたということになるわけでこの意義は大きい。
個人的には文化庁にはあと一押しの助力を願いたい。
現在 Creative Commons 本家ではバージョン4.0ライセンスが今年2013年の4〜6月に公開予定なところまできている。
しかし、日本版ライセンスはバージョン2.1が最新のままである。おそらくはマンリソースが不足しているのだろう。こういうのを文化庁に期待するのはお門違いなのかもしれないが、そうしたところで日本版ライセンスの最新版追従を支援してくれないものかと思う。
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