ジョイ・ディヴィジョンのテレビ出演、撮影されたライブ映像を全部まとめた動画が紹介されている。おそらくは権利者の許可は得てないものだろうから、ここには動画を埋め込みしないので↑のページから閲覧ください。
彼らの最初のテレビ出演でバンドを紹介するのは、もちろん『24アワー・パーティ・ピープル』でおなじみトニー・ウィルソンである。
英国放送協会で放送された偉大な音楽パフォーマンス100選で4位に選ばれた「トランスミッション」の映像ももちろん含まれる。
さて、映画『遠い山なみの光』について、この映画がニュー・オーダーの「セレモニー」で始まり、終わることを書いたが、その点について触れる人が少なかった印象がある。今ではこの曲を知る人も少ないのだろうか?
それも悲しいので、いろんなバージョンの「セレモニー」を紹介しておきたい。まずは、ニュー・オーダーの原曲から。
次にニュー・オーダーの1981年のマンチェスターでのライブから。
1986年のやはりマンチェスターでのニュー・オーダーのライブに、エコー&バニーメンのイアン・マッカロクが参加したものは、音も映像もかなり質が悪いが、この気合いの入った客演をエコバニの公式チャンネルに今年になって掲載した気持ちは分かる気がする。
この曲のカバーでは、やはりギャラクシー500のスローなバージョンが知られる。というか、ワタシが初めて聴いた「セレモニー」は多分これ。
ギャラクシー500のディーン・ウェアハムは、2014年の KEXP でのスタジオライブでもこの曲を披露しており、本当に好きなのが伝わる。例によってスローで、厳かですらある。
KEXP のスタジオライブでは、デイ・ウェーブもこの曲を披露している。原曲に忠実なカバーである。
ワタシは知らなかったが、These Quiet Colours というバンドもこれをカバーしている。女性ボーカルの声質により、コクトー・ツインズがニュー・オーダーをカバーしたような趣である。
レディオヘッドも2007年にこの曲をカバーしている。これだけは公式チャンネルには掲載されてなかった。
「セレモニー」のクレジットにイアン・カーティスも入っていることから分かるように、これはジョイ・ディヴィジョン時代に作られた曲で、ライブ盤『Still』にジョイ・ディヴィジョンによるバージョンが収録されている。
しかし、映画における選曲の理由が、ねじまきさんが書くように、イアン・カーティスと景子の共通点に起因するというのは思い当たらなかったな。